ベビーシッターになるには?資格は必要?
ベビーシッターは主に6ヶ月~12歳までの子どもを保育します。ベビーシッターは特別な資格をとって働くのではなく、多くは派遣会社に登録して働いています。ここでは、ベビーシッターの仕事内容やなり方、とっておいたら有利な資格をご紹介します。
ベビーシッターの仕事内容
ベビーシッターは主に6ヶ月~12歳までの子どもを親のかわりに保育する、いわば親の代わりをする仕事です。各家庭の教育方針に合わせて親の代わりを務め、トイレの訓練やお風呂のサポート、子どもと遊ぶのはもちろん時には勉強を教えることもあります。

多くのベビーシッターは派遣会社に応募し、採用されたらその派遣会社経由でお仕事をもらうことが多いです。少数ですが、開業する知識を身に着け、独立開業して働くベビーシッターもいます。
ベビーシッターになる方法
ベビーシッターには国家資格がないため、極端に言ってしまうと、誰でもベビーシッターとして働くことが可能です。しかし、いざベビーシッターとして働くとなればある程度の知識が必要となるため、独学や民間の資格をとる過程で勉強する人が多くいます。
勉強するうえで民間の資格を取得すると、保護者から信頼され、子どもを預ける安心感を与えることができます。そのため、民間の資格をとっておくことで仕事が多くくる場合もあります。

現在ベビーシッターの資格は複数の団体の講座があり、それぞれ取得できる資格や受験資格など異なるのでチェックしてみましょう。以下では代表的な2つの団体をご紹介します。
1.公益社団法人全国保育サービス協会
認定ベビーシッターの資格をとることができ、取得方法は以下の2つです。
- 協会の実施する研修会を修了後、認定試験に受験し合格する。ただし、認定試験の受験 資格はベビーシッターの実務経験をもつ者のみとする。
- 協会が指定した「認定ベビーシッター資格取得指定校」で、保育士資格をとるための指 定科目に加えて、「在宅保育」に関する科目の単位を取得して卒業する。
2.一般社団法人日本能力開発推進協会
ベビーシッター資格をとることができ、受験は自宅でできます。資格をとるには、協会 が指定した認定教育機関が行う教育訓練の全カリキュラムを修了することが条件です。
- 認定ベビーシッター:受験にはベビーシッターの実務経験が必要
- ベビーシッター資格:ベビーシッターの実務経験は必要なく、教育訓練と受験のみ
ベビーシッター以外の保育の仕事は?
「子どもを保育したい」と考える方へ、他の保育ができる職業をご紹介します。ここでは、昔から保育といえば馴染みのある「保育士」と、最近話題の「チャイルドマインダー」をみていきましょう。
- 保育士
- 保育士は主に0歳~就学前までの子どもを保育し、1人で多くの子どもたちの面倒をみなければなりません。1人の保育士が担当する子どもの数は、多くて30人までを担当することもあります。
また、子ども達の世話をすることだけが仕事ではなく、施設内の雑務やイベントの準備、保護者への連絡帳記入など、仕事量が多いのが特徴です。 - チャイルドマインダー
- チャイルドマインダーは主に0歳~12歳までの子どもを保育し、1人で最大4人まで子どもを預かるため、質の高い保育をすることができます。
施設内で働く保育士と異なり、働き方は在宅か訪問かの2通りを自分で選ぶことができます。預かる子どもの人数や雑務も少ないことから、ゆとりをもって仕事に臨むことができます。チャイルドマインダーは、自分の生活スタイルに合った、ゆとりある働き方ができるのが特徴です。