チャイルドマインダーの資格は独学でとれない

チャイルドマインダーの資格を独学で取得できない理由

チャイルドマインダーの資格が独学で取得できない理由とは、指定の講座を修了してから受験するためです。ここでは、民間資格であるチャイルドマインダーの資格をとるメリットや、認定される講座によっての待遇の違いをご紹介しています。

無資格のチャイルドマインダーはいるの?

国家資格が必要な保育士や幼稚園教諭と異なり、チャイルドマインダーは民間資格のため、無資格でも罰則はありません。それにも関わらず、無資格で働くチャイルドマインダーが、ほとんどいない理由とは一体何でしょうか?実際に、現役のチャイルドマインダー、チャイルドマインダーに子どもを預けている親御さんにリアルな声を聞いてみました。

親の声無資格は保育の知識や経験がないと思ってる

母になってから分かりましたが、子育ては思ってるよりもずっと難しいんですよね。小さい時は特に、目を離せなかったり、与える食べ物には気をつけないといけないし…。こういったように、子どもの面倒を見るのって、発達面、栄養面とかの知識も必要なんですが、無資格のチャイルドマインダーは勉強も実技経験もないんですよね?預けるなら、「子ども」の扱い方を知っていて、勉強している資格保有者に頼みたいと思いますし、実際私は、資格を持ってる人にしか預けてません

(34歳女性)

現役チャイルドマインダーの声資格がないと、依頼がない

資格を取る前に、チャイルドマインダーとして働こうと考えた時期がありましたが、実際に仕事を見つけることはできませんでした。ネットで求人を探すと、資格が必要な場合が多くて、応募すらできないような状況です。開業も考えたのですが、自宅開業しているチャイルドマインダーのHPを見ると、皆さん資格を持っていて、「信頼ができますよ」ってことをアピールポイントにしていました。こういった事があったので、資格を取り、今は自宅開業して安定した収入を得ています。

(35歳女性)

現役チャイルドマインダーの声働くならスクールのサポートが必要

去年から、自宅開業型のチャイルドマインダーとして働いていますが、開業するにあたっての準備が、とにかく大変でした。自宅のリフォーム、届出の提出、保険の加入など、しなければならない事が多く、とても1人ではできないと思いましたが、資格を取ったスクールがサポートしてくれたので、無事開業することができました。
経営初心者が、1人で開業するのは難しいので、自分が資格を取ったスクールのサポートが絶対必要だと思います。

無資格のチャイルドマインダーがいない理由

  • 子どもを預けるのに不信感を与えるため、仕事の依頼がこないから
  • 働き方をサポートしてくれるスクールの手助けが必要だから。

チャイルドマインダーの受験資格は講座の修了

チャイルドマインダーの資格は、「講習+筆記試験」で取ることができる資格で、検定試験を受けるためには、決められた時間分の養成講座を受講し、その課程を修了していなければなりません。

チャイルドマインダーの受験資格は講座の修了

チャイルドマインダーの資格認定に関わる事業団体・協会によって、「当該事業に適正な教育を施す」と認定されている「認定校」は、現在日本に3つあります。

どの認定校も、各事業団体の定める基準を満たした多彩な講習コースを実施しており、受講期間や受講料、通信制・通学制といった受講スタイル、講習の内容も様々です。

通学での受講をお考えの方は、体験授業やスクール見学などを利用し、講習の雰囲気などを事前に知っておくのもいいでしょう。

通信での受講をお考えの方は、そもそもその学校が通信コースを実施しているのかどうかを確認しておく必要があります。

講習コースを選ぶときのポイント

  • 受講期間
  • 受講料
  • 通信制・通学制といった受講スタイル
  • 講習の内容や雰囲気

どの認定校でどのコースを選ぶのか、というのは、ひとりひとりの目標や目的、経験やスキル、予算などによっても変わってきますが、将来的にチャイルドマインダーとして事業を立ち上げたいと考える方にとっては、最終的にどの資格認定機関から認定証が下りるのか、というのも、ひとつ重要な選択基準となるでしょう。

都道府県によっては、保育施設の開業の申請基準において、監督者の認定証の発行元が、資格認定機関として認められているところと、そうでないところがあるためです。

また、資格取得後の開業サポートなど、アフターケアの充実感も各校により異なります

認定校を選ぶときのポイント

  • 認定証の発行元はどの事業団体・協会か
  • 資格取得後のサポート体制は充実しているか

スクールによって信頼性やサポート力が違う

先ほども少しご説明しましたが、同じ資格でも講座ごとに信頼性や受講者へのサポート力が大きく異なります。ここでは、現在ある3つの認定講座の信頼性とサポート体制をご紹介します。

NCMA,Japan

NCMA,Japan

信頼性

NCMA,Japanは、チャイルドマインダーの発祥国イギリスと、チャイルドマインダー養成セミナーの提携を、日本で最初に行った認定団体です。イギリスの「キャッシュ」が提携するプログラムが学習できる専門校であり、受講から資格取得、登録までのすべてのサポートを行う承認を受けた日本唯一の「キャッシュ・センター」でもあります。

「キャッシュ」とは国際職業能力評価基準資格(Council for Awards in Care, Health and Education)の略称で、そのカリキュラムはイギリス内外の1500を超える大学や訓練機関で学習されています。

NCMA,Japanでチャイルドマインダーの資格をとることは、「キャッシュ資格取得者」ということになりますから、周りからの信頼性は非常に高いです。

サポート体制

キャリアセンター
キャリアセンターは、登録すると資格取得後の開業・仕事探しをゼロからサポートしてくれるサポート機関です。こういった総合保険制度はNCMA,Japanのみが取り扱っています。 キャリアセンターのサポートプログラムは、以下の通りです。

  • 独立・開業支援(開設準備、環境整理のアドバイス)
  • 開業に必要な自治体への対応(届出手続きなど)
  • リスクマネジメント(保険・情報提供など)
  • 人材紹介・求人情報の提供

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミー

信頼性

知名度が高く、多くの人が知っているため一定の信頼性があります。幅広い知識を得ることができるため、資格をとった後にもそのノウハウには保護者からの信頼感が生まれます。

サポート体制

ジョブカウンセラー
資格取得後の就職活動において、履歴書の書き方や面接対策セミナーなどを行ってくれます。また、ACE認定校として独立開業をする方への支援やサポートがあります。

チャイルドマインダージャパン

チャイルドマインダージャパン

信頼性

日本で唯一の40年で新保育学会認定校であり、40年の歴史と実績をもちます。講師陣は保育経験が豊富なため、現場の声を講義で知ることができます。

サポート体制

活動支援プログラム
活動支援プログラム登録には1年ごとに事務通信費がかかり、サポートに関しましては無料のものと有料のものがあります。以下のようなサポートを利用することができます。

  • 講習会への参加
  • 会員ページ上での情報交換
  • ボランティア保険の加入
  • 保育実習
  • 保育業務の案内
  • 小児MFA更新に関するサポート

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